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[2025年03月号] 紫草(むらさき)<栽培><染色>の実践の成果は?

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絶滅危惧種 紫草<栽培><染色>の実践の成果は?

  ~2月22日 第3回(仮称)「菊池・むらさきの会」全体会議 報告~

 2月22日 キクロス視聴覚室にて、昨年初めての試みとして、ムラサキの種を、栽培希望者に配布し、栽培後得られたムラサキの根(紫根)を用いて染色に成功した事例の報告会が行われました。(参加者34名)


 まず、坂本博氏より奈良・平安時代に紫草(むらさき)が菊池地域で栽培されていたという古文書の発見及び菊池で栽培することにした経緯などについて、報告がなされました。



 栽培に関する事例報告では、昨年の猛暑のために30センチほどに成長した苗の多くが涸れてしまったとの報告が相次ぎました。

 しかし、旭志の主婦の方々数人からは、採取したムラサキの紫根を元に、染色に成功したとの報告がなされ、紫色に染まった布が紹介されました。同じ紫色ではあっても、染色の仕方によっては色の違いが出ることも、実物で紹介されました。

 なお、菊池農業高校では、会員の指導のもと、生徒たちの手で染色まで仕上げられたことが、先に新聞報道されています。



 今年度の取組みとして、村田東海大学名誉教授から、大分の十時花園代表者の十時氏から、長年ムラサキの原種を保存されており、その種を譲っていただくことになった旨報告がありました。

ただし、セイヨウムラサキとの自然交雑の怖れがあるので、現在菊池市で栽培した紫の種は全て廃棄することが求められました。

 今後の取組としては、この会の名称を次回には決めたいとの提案及び規約等の整備をしたいとの提案がなされました。



                  

     

                   

    

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