「合志楓の森小・中学校」訪問
「楓の森小・中学校」全景
プロフイール
住所:合志市栄3793番地5
創立:令和3年(2021年)
【合志楓の森小学校】
教育目標:自分で考えよりよく行動できる子ども
校長:角田賢治 児童数:761人
【合志楓の森中学校】
教育目標:夢と誇りを持ち、自分らしく主体的に行動できる生徒の育成
校長:渕上佳宏 徒数数:319人
合志市内の児童生徒増加に伴い、合志楓の森小は合志南小と西合志東小から、合志楓の森中は合志中と西合志南中から一部分離し、令和3年度に新設された小・中学校が施設を共有する学校です。校舎棟の2階中央に位置する小中共有の図書室は、3階までの吹き抜け構造の四方をガラスで囲まれ明るい空間となっています。
明るい採光で読書する生徒たち
3階まで吹き抜けの図書室
小中の児童生徒が利用する図書室としての 選書はもちろん配架方法についても何が正解かわからず大変頭を悩ませましたが、いざ開館してみると小学生がプログラミング言語や物理・化学の本を熱心に読む姿や、中学生が「懐かしい~」と昔大好きだった児童書
を近くにいた小学校低学年へおすすめしたりする姿をみかけます。
図書室横のスペースには合志市マンガミュージアムからお借りしたマンガ200冊ほどを設置し、休み時間にマンガと読書を楽しむ子ども達の姿が見られ、楓の森図書室ならではの光景が広がっています。
昼休みに漫画と読書を楽しむ生徒たち
合志マンガミュージアムから借りた200冊
委員会活動についても小学校・中学校それぞれに図書委員会が組織されており、今年度は小中図書委員会合同読み聞かせを企画しています。
学校司書としては、蔵書数の確保とイベント等のアイデアを紹介しています。小学生は個人貸出し冊数100冊、中学生50冊超えた児童生徒には「プレミアムカード」を発行し、カードの提示で+1冊貸出しが増えます。200冊の貸出しを超える猛者も現れだしたので、慌てて「プレミアムチケット」を作成し、ガチャポンでチケットを獲得できるようにしました。さらに今年度は本の福袋「福ブックろ」と利用数が少なくなりがちな3階(小6・中学生)対象のイベントを企画してみました。
合志楓の森小・中学校の子どもたちは9年間を通してこの図書室を利用します。楓の森中学校を卒業したあとも全国津々浦々ある図書館を生涯学習の場としてしっかり利活用できるスキルを身に着けてほしいと願っています。
(中学校ホームページ)
(小学校ホームページ)
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